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ご注文を受けてから、用途やイメージに合わせてお花を仕入れてお届けする、『完全予約制』のフラワースタジオです。 Impression ホームページ 公式LINE 〒520-2144 滋賀県大津市大萱 1-13-13 深田ビル3F TEL/FAX 077-543-3683 MOBILE 090-8482-2180 info@impression-f.com OPEN 10:30-19:30 LESSON 10:30-21:30 CLOSED 毎月曜・第1・3火曜日 ブログパーツ
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2010年 03月 14日
![]() ようやくここまでたどり着きました。 カイロでは観光する建物が南方面と比べて、近くに集まっているわけで たくさん観て回れるのです。 画像処理していたら、ほんとにたくさんありすぎて果たしてどこまで焼くか悩み中。 結局夕立のような雷雨は、私たちが知らない間に雹となってカイロの街に 降り注ぎ、朝街路樹や車の上は真っ白 で手で払い降ろさないといけない状態。 バスの運転手さんは50年生きてきて、 これで2回目。ガイドのモスは初めてと。 どんだけ稀有な天候に恵まれてるのか。 誰がこの異常気象を連れてきたんだ? エジプトの街は雨が降らないことを前提に作られているらしく、カイロも同様 朝になっても排水されていない雨水が、 道路一杯にたまってしまい、川の中を 車が走っているような状況でして。 そんな悪路をバスは走り、小高い丘の 上に建つ「モハメド・アリ・モスク」へ。 モハメド・アリはイスラム圏にはよくある 名前とは知りつつ、私エジプト来るまで ボクサーの「モハメド・アリ」が寄付した のかと、マジで思ってました。 よく考えたら、そんなわけ無いのだ。 建物はトルコ様式で建てられているため どこかトルコはイスタンブールにある 「アヤソフィア」に似ていなくもない。 ![]() この地域は歴史的にイスラム教やキリスト教など宗教的にも政治的にも複雑な経過を たどったため、建物にもその影響が 色濃く残っています。モスさんの説明を 聞いていると、世界史ではさらっとしか 習わなかったことが、どういう意味を 持っているのか。そして現在の様々な 問題が、どのような理由と経過から起こっているのかがよくわかります。 モスさんは「必ずいずれまた、中東戦争 は起こると皆思ってる」と言い切ります。 どこかよその国で起こっていることと 思いがちなことが、この国の人には はっきりとした現実感を伴って存在する のだということも分かりました。 キリストにおける教会などの建物は、 ヨーロッパや植民地となった土地で いくつか観たことはありますが、 イスラム建築と言うものは、それらとは また違う美しさに魅了されます。 天井から低く下がるシャンデリア、 天蓋のドームに刻まれる細密な装飾。 異国風と一言で言ってしまうことの 出来ないこれらの装飾は、どこか憧れているシルクロードに通じる ものを感じたりもする。 偶像崇拝を禁じているからこその イスラム美術。文様だけでこれかけ 美しくデザインできるんだなー。 幻想的なモスクの中のあちこちで、 ガイドさんの説明が繰り広げられており メッカの方角にくぼむ壁の前で、 ひとりのガイドさんが、祈りの手順を 身振り手振りを入れて説明していました。 そしてモスク内に響き渡る祈りの声。 「アッラー アクバル」 神は偉大なり その言葉を繰り返す。 信者でなくとも、その真摯な祈りの声に 敬虔な気持ちにさせられます。 ![]() とはいえモスさんの説明では、このモスクは敬虔なイスラム教徒に 言わせると装飾過多らしく、あまり 人気がないらしい。もっと質素な方が いいということでした。イスラム教の 原点ということでしょうか。 高台から見える、他のモスクの方が よっぽどお祈りに来る人は多いらしい。 偶像崇拝禁止と言えば、こちらの壁の 中に見える時計塔は、フランスからの プレゼント。エジプトは歴史的な事から イギリスよりフランスと仲がよいらしく エジプトからは、有名なオベリスクを フランスからは当初「自由の女神像」を 贈る予定だったそうです。しかしそれは 困るというエジプトからの要請で、 この時計塔が贈られたらしいが、 すぐ壊れてしまったと言うオチがつく。 ![]() でも壊れた時計ということで、有名に なりそのまま修理しないことになったと。 まあ、どっちの国としても気ぃ悪い話。 贈られ損ねた「自由の女神」はというと 現在N.Y.にいるという。 ・・・・そうです、あの自由の女神像です。 今やアメリカのシンボル的存在。 なんかお歳暮を余所へ回すのと、 そう大差ないような気もしますが・・・ モスクを後にして、次はカイロ考古学 博物館。下の画像、コーラルピンク色 の建物。こちらも中は写真撮影禁止。 外観のみとなりました。 午前中とあって、まだ比較的観光客が 少ないようでしたが、それでもかなりの団体が入場し、それぞれガイドについて 見学。私たちもモスの先導とガイドで 色々見聞きしたのですが、はっきり 言ってこの建物に対して展示品が 多すぎて、まるで倉庫のようでした。 すごいものがありすぎて、段々感覚 が麻痺してくる感じは、ルーブルに 行ったときと同じです。建物自体は 単純なので、迷うことなく観ることが 出来ます。大抵が団体行動のため、 逆ルートを行くと、ものすごく有名な 美術品でも独り占めできます。 私はツアー中トイレに行きたくて、 一時はなれた時それに気づきました。 ツタンカーメンに関するものは別展示 になっていて、本格的に混雑する前にゆっくり観ることができました。 黄金のマスクも棺もカノプス容器も。 寝台や椅子など数え切れない宝物に これを小さな穴から見たときの、 ハワード・カーター氏の気持ちは いかばかりかと感慨深いものが。 ざっとお薦めのものを観た後は、 自由行動だったので、ほとんどの人 が「ミイラ室」へ。別料金100EPが 必要です。私たちが入ろうとする前、 白人の親子連れが止められていた。 どうやら子供を入場料の要らない 3歳と言って入ろうとしたらしいが、 その人たちの前に、その子供より 小さい子が「7歳」と言って入って おり、何とはなしに話が見えた私達 ![]() 「それはいくらなんでも無理やろ」と苦笑。どこの国でもいるんですね。 ミイラは有名なファラオが勢揃い。 ラムセス2世が一番保存状態が よかったと思います。死因が虫歯と いうのが多かったけど、昔ならでは。 愛犬のミイラとかもあって面白い。 私は大急ぎでアマルナ美術のコー ナーへ。アトン神を一神教として あがめたアメンホテプ4世の時代 独特の美術様式。グロテスクと 言ってもいいような人物像などは、 何事も調和を大切に作られた古代 エジプト美術の中では異端的な 存在です。そしてそこに惹かれる。 何にしても、あの博物館はもう少し 整理・整頓が必要ですわ。イスラム→古代エジプトと戻って こんどはまたもや逆戻り。 聖ジョージ教会です。 コプト教という東方教会の建物。 コプト教はロシア正教・ギリシャ正教 と同じ流れを汲むキリスト教の一派。 門や教会のあちこちにコプト十字が。 エジプトは宗教の自由が認められて いるのですが、圧倒的に多いのは やはりイスラム教。コプト教信者は 少数だそうです。紀元前に栄えた 古代エジプトの宗教が全く今は 途絶えているのはどうしてなのかな? 観光客がたくさん訪れているとはいえ 歴記とした現役の宗教施設です。信者の人たちも大勢この教会を 訪れていました。イスラムの女性とは また違う装いのコプト教徒の女性。 頭のベールのような部分は、よく見て みると、ギリシャ正教の司祭が被る ものとよく似ています。 私達が訪れた時、小学生の集団が 社会化見学なのか先生と一緒に ここに来ていました。先生が説明して いるのに、聞かずにウロウロしている のは万国共通みたいで、何人かの 子供たちが私達日本人を見つけ、 「ハロー」と言いながら握手を求めて きました。何となく勢いに押されて 握手をすると、それを見た他の子供 たちが「我も我も」と押し寄せてきて質問攻め。日本でこんなに人気と なることは、死ぬまでないだろうなー なんて思っていたら、先生が必死に なって「帰ってきなさい」と叫んでた。 (多分ね、そんな感じでした) ある意味学級崩壊(笑) こういうのは・・・そう、私が小学生の 頃修学旅行に行った伊勢で、同じよ うな光景が繰り広げられていたっけ。 男子の誰かはサインを貰っていた。 今ではありえん話だな。 サイン書いてた外国人も、さぞや 可笑しかったと思う。30年前の日本 では、まだ外国人は珍しかった。 海外旅行なんて夢のまた夢。 それがこんな遠くに来れるように・・・ 教会の中にはなぜか拷問部屋も。しかしやはりここは祈りの場所。 日本のお寺と同様、ろうそくを売る テーブルがあって、信者はそれを 買って火を灯し祈る。 イコンに描かれたキリストや聖人に キスをして祈る女性もいて、観光に 来ている自分が場違いな気がして 少し恐縮する。 こちらの教会の内部の窓は、美しい 色ガラスが嵌められたステンドガラス で飾られ、豪華なシャンデリアも。 天窓から入ってくる光が神々しい。 あちこちにかけられたイコンが、 エジプトに来ていることをつい忘れて しまいそうになるけれど、これもまたエジプトのひとつの姿。 しかし今回三脚を持っていかなかっ たので、モスクとこの教会とすごく 撮影には苦労しました。ギリギリまで 迷ったけど荷物になると思って断念。 色々設定をいじってみたけど、思った ような写真は撮れなかったです。 ツアーの参加者の中には、カメラに 詳しい人も数人いて、いいレンズも いくつか持って来ているみたいでした。 私のカメラ「EOS Kiss×2」を見て 「それ新しいやつ?いい音してる。」 と言われたけど、私ではまだまだ 宝の持ち腐れ的な感じが・・・・ 実際この時使ってるレンズのことを聞かれて、「標準についてたやつです」 としか答えられなかったと言う体たらく。 修行が全然足らないです。 でもなー、今回でかい建物が多くて 広角レンズ欲しいなーなんて、超 初心者のくせに図々しい事考えたり。 でもレンズ高いし無理。いいものを 持っても扱う人間の方が問題だし。 教会を後にし、いよいよお買い物。 ハン・ハリーリ市場へ。 この日は何でもイスラム教のお祭で 数日前からカイロの街中はにぎやか。 お買い物する人が大勢街に溢れて いました。なんでもお菓子とか女の子 に人形を買ってあげるのだと言う。 一体どんなお祭だったのか。不明です・・・ お人形はまあバービーとかリカちゃん に近いもので、下の画像にバスから おもちゃ屋を撮ったものを載せました。 どうやら白いドレスを着ていることが 必要らしいです。 市場にはテレビ中継も来ていました。 まあぶっちゃけ観光客相手の市場 売り子もスレちゃってて。でも南の方 の売り子よりあっさりしていてしつこく ない。でも物価はこちらの方が高い。 置物やスカーフなどは南で買うことを お薦めします。こういうのも地代が 含まれるのだろうか。銀座みたいに。 ![]() とにかくまずはお土産を。ということでガイドさんに案内されて ナツメヤシのお菓子を買う。 見た目は悪いんだけど、試食したら 美味しかった。ドライフルーツみたい になっているナツメヤシの実の中に アーモンドやカシューナッツが入って いるもの。最近日本人に人気らしい。 味と食感は干し柿に似ている。 ナツメヤシは砂漠の国の人たちに とってはポピュラーな食べ物です。 必要な分だけ買って散開。 私はディスプレーに使えるような、 ランプが欲しくて、ランプ屋さんへ。 しかしである。「これいくら?」と売り子に聞いてもそれには触れず、違うもの を持って「これ安い。これ7ドル!」と 売り込んでくるので「それはいいから これよ、これ!」と怒鳴るように言うが 全く気にしない様子で、しつこく手に 持った小さいランプを勧めてくる。 あまりにしつこいので、気を取り直し 違うやつを指差し値段を尋ねる。 そして「ガーリー!(高い)」を連発し 徐々に目当てのランプへと話を もって行く。最初示された値段は、 日本人的感覚から言っても高い。 最初に半額を提示。もちろんそうは 行かないわけで、少しづつ歩み寄る。 でも売り子が「じゃあ、お互い歩み 寄って・・・」と流暢な日本語を話し ながら電卓に表示した値段を見て「アホかぁ!」と叫んだり、「それなら いらない」といったやり取りを何度 か繰り返し、ようやく予定していた 値段以下で買うことが出来ました。 でも多分これより原価はかなり安い はず。でも楽しかったからいい。 日本ではこういう値切りはほとんど なくなりましたから。最初のPCを 買いに日本橋に行ったときは、 こんなやり取りをして買ったっけ。 集合場所のカフェでミチオは水煙草。 吸わない人たちも興味深々でその 様子を見つめる。一緒に約束していた 小浜から来ているお母さんも吸った のですが、普段煙草は吸わないらしく なかなかうまく吸うことができません でした。深く吸うのがコツらしい。 買い物を済ませホテルへ戻る。この後ナイトクルーズで夕食となるの だけれど、ここから私の悪夢は始まる。 それはまた明日。 画像の赤い花木は「バカンス」と言うと 言っていたが、多分正式名称ではない。 とにかく花がでっかいのである。 街のあちこちに植えられていました。 【ミチオ日記】・朝化粧をしているとおもむろに「そんな にみんな、お前に煙草のこと言ってくる んか。」と聞いてくる。 夕べ添乗員さんが「お父さん、本当に 煙草が好きなんやねー。最後まで吸っ てるから、どうしても最後になるのねー。 気をつけてますけど、娘さんもお願い。」 「煙草吸わない方もおられるんで、煙 ちょっとドキドキしました」などと言って たと話したのを気にしているみたい。 言い方を間違えるとまた逆切れされる ので、ことさら気にしてないような顔で 「困ったとか、嫌とかは誰も言ってない けど。でも『お父さん煙草すごく吸うわ ねー』って言って来るってことは、大なり 小なり気になってるってことじゃない?」 とだけ言う。この日より煙草激減。 ・他のツアーの人に「今度はニュージーランドに行きたいなー」と話していたことが判明。 誰か他の人と行ってください。 ・バスの座席は自由だったので毎日バラバラ。初日ミチオが座っていた場所に座った ご婦人が「あら?イヤホン落ちてましたよ」と添乗員さんに手渡す。 やはりバスの中で落としていた。私と添乗員さん、同時に「おぉ~とぉ~さぁ~ん~」 それに対して「ほうか」の一言。 「・・・・」 ・市場でドルとEPが足りなくなり、足りない分を日本円で払うという技を身につける。 ・市場では一人で行動。「わかる?大丈夫?」と何回も聞くも「これくらい分かるわ」と 自信満々で人ごみに消えていった。もうどうでもいい・・・と諦めたがちゃんと戻ってきた。 流石元タクシー運転手。残り少ない機能の存在が判明する。 ・水煙草が思いのほか上手く吸うことが出来、みなから「さすが!」と褒められ後満悦。 いつもピース吸ってるくせに、このときのセレクトは「青りんごフレーバー」 なんじゃそりゃ。 ※味は本当に青りんごだったそうです。 ・この日、集めに集めて一向に食べることのない柑橘がとうとう8個になった。 「もう、どうするん?」と言うが全く無視。そのままホテルに残していくことに。 ・「これ買ってきたんや」と嬉しそうにストールを見せる。こげ茶に赤茶の糸でペイズリー柄の ウールのストール。一人で行動している時に、交渉して買ってきたらしい。 いかに安く手に入れたかを得々と話すミチオ。意外とオシャレだったのでちょっと感心。 しかし自慢げに首に巻いたストールの巻き方はイケてなかった。残念・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3月の「1 Day Lesson」のごあんない→イースター・アレンジメント 「花の頒布会」 随時受付中 ・・・ 1回¥2100で自宅用のお花を定期的にご用意します。
by impression-f
| 2010-03-14 22:02
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