ため息のような

アネモネ：モナーク

いつも使うモナリザより小さめの花。
ステムも細くて長く、ちょっとクネクネ
しているのが、オランダ絵画風で
デザイン心を刺激されます。

しかしアネモネの紫って、なんでこんなに
綺麗なんだろう。美人のため息みたい。

そう、ため息なら何でも良いんじゃなくて
「美人」であるというところが重要です。
「美人」がため息ついていると、頭の中で
考えている事が、たとえ「今日のお昼が
胃にもたれるわ～」とか「録画予約するの
忘れてた・・・」みたいな、世俗感たっぷり
であっても、高尚なことを悩んでいるよう
に見えるから不思議、というか得です。
こちらも儚げな「美人系」のバラ。
名前は分かりませんが、グレイッシュな
ピンク色と透明感、そして花弁の巻き
加減・開き加減が美しい一品です。

若い頃は周囲から(特に女)何かとスポイル
されがちな「美人」という人種。
人々に羨ましがられながらも、嫌な目
にあう確立も高そうですが、個人的には
「美人」も才能ですので、効果的に使用
するのが良いかと思っております。
見ただけで幸せな気分にさせてくれるし。

こういう事言うと、男の人たちにはなぜか
引かれてしまうけど、美人が好きな女は
結構いますのよ。ヘンな意味じゃなくて。

おっちゃんたちなんかは、可愛い子には
色々言えても「美人」には言い返せないと
言う人も多くて、病院勤めしていた時分は
困った事がある度「あんた言って来て!」
とリーダー権限で差し向けたりね。

私達が言うと怒声はもちろん、カルテや
ボールペンが飛んでくるようなことも、
彼女らに言わせれば穏便に済むことも
多々アリ。人材は適材適所が基本です。
私の同期の中で一番の「美人」は、その
ことをよく理解し、したたかにフル活用
してますよん。自分の事がよく分かって
いる美人ほどえげつないモンも無い。
・・・いい意味でですよ！

こちらのチューリップも今週大人気。
こういうボリューミーな八重咲きリップは
ブーケにも使えるので、リクエストも
多くなっております。しかし毎年品種が
増えるので覚え切れませんわ。

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