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2010年 04月 17日
昨日行って来ました。京都国立博物館で行われている『長谷川等伯』の特別展覧会。 去年からすでに話題になっていたこの展覧会。東京でもすごい人気だったとか。 いよいよ4月10日から京都開催。すでに90分待ちの日もあると聞いていました。 こんなに混むのは、人気画家「等伯」の代表作が展示されることはもちろんのこと、 会期の短さが大きいと思われます。たった27日しかやらないんだもの。 全国から観に来てるんだろうなー。ちょうど春の観光シーズンでもあることですし。 ホントはね、この日朝から仕入れで駐車場さえ空いてれば、帰りに観て帰ろうなんて 思ってまして・・・車の中に水揚げ用のバケツまで積んでたんだけど、『満車』 まだ開場前なのに・・・こりゃ1時間待ってても入れるかどうか。諦めて一旦帰りました。 市場は十条。川端通りを通って帰る身としては、近くを通っているのに諦めるのは とても悔しいけれど、花がね。やっぱ時間かかるようじゃいかんし。甘かった・・・・ 帰ってから水揚げして、事務仕事して。 雨のおかげで集中して出来たせいか、早く仕事が終わりました。 「今日は雨だし寒いし、あんまり人が来てないんじゃないのかなー」と思った私。 展覧会の公式サイトの「会場混雑状況」を覗いてみると 「待ち時間20分」 ふんふん、やっぱり空いてるなー。 そしてさらに1時間後「待ち時間0分」 やたっ!チャーンス! 閉館ギリギリに行こうかと思ってたけど、やはり今日は客足が 伸びてない。ゆっくり観られるかもと大急ぎで片付けてJRに飛び乗りました。 ほんとゆったり見る事が出来て良かったです。行こうと思っている人は、 混雑状況を見てから行くといいですよ。会場前から並んでるらしいですし。サイトはこちら 観に行った人からは例外なく「すごく良かったぁ~」という感想。 ええ、確かに良かった。 琳派や狩野派など他の日本画でもいえることですが、梅や松などの 枝ぶりの描かれ方は本当に勉強になります。 枝ものを活けるときの「要る枝」と「要らない枝」の見極め。 どう整えれば形が決まるのかということは、とってもとっても難しい。 リニアにおける線の描き方、バランス、緊張感・・・日本画の花鳥風月をじっと 眺めていると、なんとなく分かるような気もするときもある。 「国宝 松林図屏風」は、昔上野で観ています。もう一度観られるとは。 みなさんこれと智積院にある上の2枚の絵が目当てだと思われます。 でもこの松林図の前に来ると、みな一様に沈黙する。そういう絵。 この絵の前に立つと、霧の中の松林に迷い込むような気分になる。 雨や土の匂いがしてきて、空気中の水分が肌にまとわり付くのをはっきり感じる。 さらに見つめ続けると、いつの間にか自分の肌と大気との境目が曖昧になる。 それは松林のある空間との同化、そして世界との同化。 宇宙とひとつになっている気さえする。 多分等伯は「何か」を知っている画家なのだと思う。 残念だったのはこの屏風、平面での展示だったこと。 屏風絵は折ることで、また違った表情を見せてくれるのでぜひ折った姿で観たかった。 あとガラスの映りこみ。これは全くいただけない。照明で何とかなったと思うんだけど。 屏風絵だけでなく、襖絵などは観やすくするために本来より高く展示されているため、 本来の設置場所と目線も違う。本来ならあるべき場所で鑑賞するのが望ましいけど。 会場のキャプションや観覧者からも「狩野派が恐れた」とか「やっぱこっち(等伯)よ」 なんて声が一部上がっていたけど、私は狩野派も好きですよ。 あの迫力、豪奢さはものすごくエネルギーがありますもの。 いかにも安土桃山って感じでね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「花の頒布会」 随時受付中 ・・・ 1回¥2100で自宅用のお花を定期的にご用意します。
by impression-f
| 2010-04-17 18:16
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