球根花

　　　　　今週の仕入れた花はピンク＆パープルメインで。

　　　　　久しぶりに入れたトルコギキョウ。八重咲きピンクの
　　　　　エスプリピンクはベーシックとインテリアホビーのレッスン用。
　　　　　スイートピーは定番のグレースを。スカビオサは小さめのキング。
　　　　　すべてレッスン用。今週は水曜日からずっとレッスンが続きます。　　　　　今年最初のリューココリーネ：カラベル。
　　　　　チューリップはパロット咲きのパーロットレディ。
　　　　　他にもオランダからのヒヤシンスなど球根花中心で。

　　　　　個人的には「春＝球根花」ってイメージです。　　　　　昨日の記事で「廃棄率と原価率」の話を少ししました。
　　　　　あれだけ読むとウチのような必要な分だけ仕入れる花屋が一番
　　　　　良心的だと言ってるみたいなんですが、もちろんこのスタイルにも
　　　　　問題は一杯あります。

　　　　　まず一番の問題はお客さんが実際に花を見て選べないこと。
　　　　　そして急なオーダーに応えられないこと。
　　　　　「見るだけ」と言って気軽に入ることが出来ないので敷居が高いこと。
　　　　　花に詳しくなかったり、明らかに店って感じじゃない所で人と話をする
　　　　　事に対して不安がある人がこういう所へ来て注文するのは難しいです。
　　　　　ネットを介しても、それはそれで不安があるもの。

　　　　　そもそもウチが注文分だけ仕入れて売るスタイルで仕事を始めた
　　　　　のには理由があります。それも結構消極的な理由が。

　　　　　まず仕事が軌道に乗るまでの数ヶ月間、売れなくても花を仕入れて飾る
　　　　　資金力が乏しいこと。（小売は花を沢山置かないと人が来ないので）
　　　　　そしてキーパーを置くスペースが無い。仕入れた花を常温で管理する事は
　　　　　花にとってはいいことですが、冷やして長保ちさせることが出来ないため
　　　　　売り切ってしまわなければ全て廃棄することになる上利益にならない。
　　　　　
　　　　　じゃあ必要な分だけしか仕入れなきゃいいのだ。

　　　　　ということなんです。
　　　　　付け加えるならば、キーパー（冷蔵庫）を置くことで古い花でも
　　　　　それなりに見えるため、保たないと分かっていても使ってしまうかもと
　　　　　思ったから。やはり利益のことを考えるとついやってしまうでしょー。

　　　　　そして廃棄率を下げようと思ったらあまり個性的な花は置けない。
　　　　　単価の高い花も。売れ筋じゃないから残ってしまう確率が高い。
　　　　　そうするといつ行っても何処にでもある花ばっかりが並んでしまう。
　　　　　やっぱりイメージや目的に合わせて珍しい花も使いたいじゃないか
　　　　　という個人的嗜好もあって、じゃあやっぱり必要な花を仕入れる形で。
　　　　　ってことなんです。

　　　　　先に述べたように色々問題もあるためジレンマも結構あるんですけど、
　　　　　とりあえずはこのまま行くつもりです。
　　　　　もっと敷居を低くする事考えないといかんなーとは思ってますが。

　　　　　当たり前ですが「いい花」使って「長く」楽しめて、「花もなかなかいいな」
　　　　　と思ってもらえるように、少ない機会を全力で生かしていきたいです。

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