鄙の住処

　　　　　先週は実家に帰っておりました。
　　　　　いいお天気だったので、父ミチオを誘って野菜を買いに朽木まで。

　　　　　前から気になっていたメタセコイア並木を見るためにマキノへ。
　　　　　高島市のサイトで見た雪景色は素晴らしかった。
　　　　　5月は新緑の美しい様子を見ることが出来ます。　　　　　ちょっと！そこの人！どいてちょうだい。

　　　　　最近ミチオは私がファインダーを覗いていると入り込んでくるのです。
　　　　　カメラを構えたら自分を撮ってもらえると思っとるな。
　　　　　自分中心に地球は動いとるみたい。

　　　　　結構距離があるので、大きな手振りで「退け！」とやるけど伝わらない。
　　　　　　　　　　やっと退いた。

　　　　　車は時々通るものの見通しはいいので、皆さん車を停めて
　　　　　道の中央でカメラをパチパチやってます。

　　　　　やはり街路樹というのはこのくらい高さがないと駄目だなと思う。
　　　　　横浜の中華街を少し外れた大通りの街路樹も素晴らしかった。
　　　　　華やかなりし頃の港町を想像させてくれます。　　　　　朽木はどういっても山の中を通らざるを得ず。
　　　　　ミチオ・ナビはイマイチ信用度が低く、結局カーナビ頼りです。
　　　　　野菜はマキノで購入したので、朽木では庭園百選に
　　　　　選ばれているという名刹「興聖寺」に行って来ました。　　　　　こちらの庭園は室山時代のものだそうですが、残っているのは一部分。
　　　　　大きな椿の木。「老椿」と呼ばれてるそうですが、「老」って・・・

　　　　　確かに巨大な椿の木があちこちに。　　　　　日陰に広がるシャガの花。　　　　　　檜の木立が続く少し寂しい場所。
　　　　　この地に逃げてきた足利将軍を慰めるために出来た庭園だそうですが
　　　　　今でも山の中の印象が強いこの土地、室町時代なら隠れ里のような
　　　　　所だったでしょうから、京の都がさぞや懐かしかったことと思います。　　　　　小さなお寺でしたが、近江の国の湖西～湖北にかけて建つ
　　　　　寺の様式の共通点が少しだけ分かった様な気がします。

　　　　　滋賀の地もまだまだ訪れたところがいっぱい。

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