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ご注文を受けてから、用途やイメージに合わせてお花を仕入れてお届けする、『完全予約制』のフラワースタジオです。 Impression ホームページ 公式LINE ![]() 〒520-2144 滋賀県大津市大萱 1-13-13 深田ビル3F TEL/FAX 077-543-3683 MOBILE 090-8482-2180 info@impression-f.com OPEN 10:30-19:30 LESSON 10:30-21:30 CLOSED 毎月曜・第1・3火曜日 ブログパーツ
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2013年 05月 25日
![]() 入梅前の一番いい季節にお届けする五月後半の頒布会はこちら。 ------------------------------------------------- 梅花ウツギ 2 芍薬:サラベルナール 3 リューカデンドロン:ライムブッシュ 1 ヒペリカム:ココヨーコ 1 スカビオサ:ゴールドフィンガー 1 ------------------------------------------------- ![]() 今でこそ他の生産地でも素晴らしい芍薬を作られていますが、 芍薬がこんなにメジャーになったのは長野県JA中野市の功績です。 母の日くらいまで1本600円くらいしていたのが、こちらは260円。 何でこんなに違うのかというと、こちらは「露地モノ」だから。 キーワードは「暖房」。 植物は気温が上がらないと開花はおろか蕾も付きません。 なので五月上旬まではハウス内では暖房が炊かれています。 今、重油が高いのは皆さんご存知かと思います。 つまり燃料代がものすごくかかるため価格にそれが反映されてるワケ。 ![]() そうするとハウスの窓は全開に出来るし、外の田圃で育てているのも 一気に開花してくる。暖房費がかからない上に収穫量が増えるので、 お値段も下がってくるという仕組み。 市場でサラベルを選んでいると、いずこかのオッちゃん花屋が言う。 「安なったなぁ~。でももう要らんわ。 ウチみたいな小さな花屋でも、(すでに)もう一巡したでなぁ・・・」 はぁ~・・・ そうでっか。 でもウチはこの時が買い時なのよ。 とは口に出して言いませんけどね。 前半も白の芍薬「新珠」をご用意しましたが、上の画像のように(昔のものです) サラベルナールの豪華さは別格なのです。 1年に1回はこの華やかさを堪能して頂きたいのであります! とは言え確かにこのお値段になってくると、芍薬もそろそろ終了。 また来年です。 ![]() 大きさの花が咲きます。いったいどうやってこの数え切れない花弁が 小さな蕾の中に折りたたまれているのか。本当に不思議。 中はもう真空なんじゃないか?と思うくらい、ぴっちりと巻いてある蕾。 芍薬の花が開き難かったら花に付いた蜜を丁寧にふき取ってあげて 下さいとよく言われますが、はっきり言って蜜で咲かない芍薬ならば 優しく拭いたくらいじゃ駄目です。水道水流しかけながら洗って下さい。 蕾の中に水が入るわけじゃないので全然問題ないです。 今までこれでトラぶったことなし。 とは言え、水揚げをしっかりとすれば密をふき取らなくても開花する ものがほとんどです。蜜を取るとそれだけで開花は早くなります。 上の画像は同じ日に仕入れたものですが、水揚げの際右は葉の処理を 少し工夫してあるのと蜜を少し取っているために開花が早い。 昨日の「花あしらい」では処理の方法も実際に見て頂きました。 ![]() こちらも初夏の枝ものです。 水揚げもよく、枝を整理した際に出る小さな枝も水に活ければ 綺麗に花が咲きます。涼しげです。 こういった葉が沢山茂っている枝モノは、思い切って葉を間引いて 活けるようにしてください。向こう側の景色が透けて見えるくらいに。 梅花ウツギはその花の形が梅の花に似ていることから付けられた 名前だそうでして、実際はアジサイの仲間。 この花のことではありませんが、いわゆる「ウツギ」は「卯の花」とも 呼ばれます。梅雨の長雨のことを「卯の花腐し」といいますが、 白い可憐な花は陰気な梅雨に入る前に目にする清涼剤のようです。 屋根も垣も網干し卯の花月夜なり 古賀 まり子 ![]() スカビオサの実です。今回は「ゴールドフィンガー」と言う名前で 出荷されていましたが、これはアメリカ読み。 一般的には「シュテルンクーゲル」の方がメジャーかも知れません。 こちらはドイツでの呼び方。「星の珠」ってところですかね。 大体1本に実が1つという状態で出回るのですが今回はスプレー状。 そりゃそうだ、スカビの花だってそうだもの。 とは言え葉っぱがついている姿はちょっと新鮮です。 切り分ければ1本単位的にはこちらのほうがお得と言うのも嬉しい。 ![]() そんなことは無くてこの実を付ける花は左の品種です。 流通量は少ないけどこの花の状態で出荷される こともありますね。昔ブライダルブーケで使ったことがあります。 同様にクレマチスシードもどのクレマチスからでも取れる訳でなく、 チューリップシードも原種系のものからしか取れません。 こう考えると原種に近いほうが結実するということかしら? 植物は品種改良が進むほど、植物自体の繁殖力は弱まります。 古来からのものは生き残りをかけて球根や根に加えて種も作って どのような環境でも子孫を残そうとしたのではないかと思われます。 現在は種が出来ない品種はクローンで増やしているものも多く、 そういった理由からかどうかは分かりませんが、アンスリュームは 細胞培養で苗を増やしています。こうすると同じサイズと色の物が 安定して出来る。先祖がえりとは無縁ですね。意外とハイテク。 スカビの実はそのままドライになります。 少しアンティークな感じのガラス瓶に入れて飾るのも素敵です。 今の時期は花がどんどん咲いてきてお得です。 花自体にボリュームがあるせいか、頒布会の束も大きめになり ましたが、また来月にはしっとりとした梅雨に相応しいものを ご用意させて頂こうと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フラワーデザイン 生徒募集中 ・・・ 体験レッスン随時受け付けています。¥3000(材料代のみ)要予約 「花の頒布会」 随時受付中 ・・・ 1回¥2100で自宅用のお花を定期的にご用意します。
by impression-f
| 2013-05-25 14:54
| 頒布会
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