スタジオの中の晩秋

　　　　　アンバートーンの秋のテーブル。

　　　　　講習会用のサンキライをカットしていて、半端な小さな実が
　　　　　沢山出たので、ガラスの器にまとめて入れてみました。

　　　　　このグラス、キャプテングラスと言って揺れる船の中でも
　　　　　お酒がこぼれないというもので、底が丸くなっているため
　　　　　ユラユラと揺れるのです。

　　　　　こうやってクリスマス用の資材をせっせと小分けに
　　　　　していると、冬支度しているリスの気分になります。

　　　　　木の実、シナモンスティック、グリーッターや白樺素材のお星さま。
　　　　　うーん、一杯集めてずらりと並べてみたい。
　　　　　コレクター心を刺激しますね。　　　　　外した脇枝の蕾が固いので、適当に花器に投げ入れておいたSPマム。

　　　　　物足りなかった秋を補ってくれるかのように、華やかに咲きました。
　　　　　スタジオのこの一角だけが、秋の柔らかい光で包まれてるみたい。

　　　　　金色の小さき鳥のかたちして銀杏散るなり夕日の岡に　

　　　　　与謝野晶子が詠んだこの歌は、抒情的でとても美しい。

　　　　　紅葉もそろそろ終盤です。
　　　　　今年は天を突きぬけるような大きな銀杏の木が見たいです。
　　　　　今日明日くらいでなんとかスタジオのディスプレイを
　　　　　クリスマス仕様にしたいなとは思っているのですが、果たして？

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