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ご注文を受けてから、用途やイメージに合わせてお花を仕入れてお届けする、『完全予約制』のフラワースタジオです。 Impression ホームページ 公式LINE 〒520-2144 滋賀県大津市大萱 1-13-13 深田ビル3F TEL/FAX 077-543-3683 MOBILE 090-8482-2180 info@impression-f.com OPEN 10:30-19:30 LESSON 10:30-21:30 CLOSED 毎月曜・第1・3火曜日 ブログパーツ
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2014年 04月 12日
-------------------------------------- STバラ:イブピアッチェ 2 リューココリーネ:ホワイト 2 グラジオラス:ピュアベール 3 ラケナリア:ロゼア 3 -------------------------------------- 今回はいつもとちょっと趣向を変えております。 通常花・葉・枝・実などを組み合わせて、最低でも2パターンの コーディネートが出来るように花を選んでいる頒布会ですが、 今回はとにかく普段目にすることの少ない花をご用意しました。 赤紫の星が入る「カラベル」という品種が良く出回ります。 頒布会ではカラベルより少し大きい「アンデス」という品種を ご用意したことがあるのですが、今回は真っ白なリューコです。 ほっそりとした花姿に似合わず、甘い香りが強いリューココリーネ。 でもこちらの品種はスパイシーな香り。 見た目とのギャップに正直やられた感があります。 夏にあちこちの畑や花壇で見かけるグラジオラスと違って、 とてもほっそりとして小さく繊細なグラジオラスです。 原種にほぼ近い形だそうで、普段私たちが目にしている グラジオラスは品種改良によって大型化したのかも。 「もっと豪華に!」と人間の欲望は際限なく、大昔から植物の 品種改良は盛んで、大航海時代にはプランツハンターなる 職業まで生まれましたが、現代では原種や原種に近い植物が 有難がられる様になりました。これもまた飽くなき欲望ゆえ。 グラジオラスと同じく南アフリカ原産の球根花。 原種は100種類くらいあるそうです。 三宅花卉園さんのHPによると、肉厚の茎や葉に出る「油点」と 呼ばれる斑点が日本では人気が無いので、出ない品種を主に 作っているとあります。 日本人の好みというのは、ヨーロッパの人たちとは結構違っていて 色や形、茎の太さや葉の状態などかなり細かい点までこだわる 傾向にあるように思います。もちろん品質に関してもすごくうるさい。 それゆえ日本の生産者さんの栽培技術はとても高いのですが。 逡巡を繰り返していたバラ、それが「イブピアッチェ」 花の大きさ、開花したときの豪華さなど素晴らしい点は 色々ありますが、何といってもこの花の最大の魅力は「香り」 ダマスクス香と言われる甘い香りが、とても強く香ります。 実際仕入れの帰りの車の中では、まだ蕾の状態なのに 甘い香りが充満していました。 初めて出た頃は、それこそ「わぁー!」というお値段してました。 最近はこなれてきましたが、それでもいい状態のものは高値です。 今回は地元滋賀は竜王町のバラ生産者、「杉本ばら園」さんのもの。 滋賀は守山にも「大井農園」「國枝バラ園」など有名なバラ生産者が いくつかありまして、「杉本ばら園」さんも日本で数名しかいない イングリッシュローズの切花栽培のライセンスを認められています。 インタビューを見ると「花・葉・茎」のバランスを重視しているそうで 今回ご用意したバラもとにかく素晴らしいの一言です。 じゃあ何故今まで頒布会に入れなかったのか。 それは他のバラと比べて長く花を楽しむことが出来ないからです。 咲ききるのが早いんですね。 個人的には花保ち重視の傾向にはとても違和感を覚えるのですが、 頒布会のお花は基本的に自宅用。 バラの花は全種類制覇することが出来ないくらい沢山ある中で、 敢えてこの花を選ぶ事をお客様はどう思われるかなと。 今回は「これなら!」というものでしたので、入れてみました。 また感想や意見など頂けたら有難いです。 パンフレットや花のカタログなどを手に入れることがで来ます。 左は長崎の「ワイルドプランツ吉村」さんのもの。 取り扱い品種のほかに、花への取り組み方やその動機などが 熱く語られています。 右はブラックベリーや最近では国産の秋色アジサイで有名な 「青木園芸」さんのパンフ。各花の出荷カレンダーが乗っていて 参考になります。最近はかなりの生産者さんたちがHPやブログ などで、出荷時期や出来具合を報告してくれるので有難いです。 私たち花を扱うものは、そうならないために積極的にいい花を 使って広めていかなければなりませんが、扱いたくても何かと 扱いづらくて困るものもあります。水下がりや花弁の反り返りなど。 みい農協が作った大輪ガーベラ用のパンフには、そういった 私たちが困っている事へのアドバイスが書かれています。 「サカタのタネ」は上向きに咲く画期的なひまわり「ビンセント」が いかに使いやすいかという事を謳っています。 ちなみに去年ウチでも使ってみましたが、本当に使いやすいです。 使ってもらうためには生産者や種苗メーカーも努力が必要。 水下がりしやすい花材も、今ではほとんど出荷前に前処理され トラブルも少ないです。有難くて本当に頭が下がります。 ということを、視覚的に訴えるのは大切な事です。 会場では「白のソリダゴ」を使ったブーケとアレンジが展示されていて、 会社の人なのかデザイナーなのかは分かりませんでしたが、 外国人の男性が「ソリダゴは仏花だけじゃない」と流暢な日本語で 語ってくれました。確かに確かに。私は黄色もそう思ってますよ。 「サカタのタネ」ブースでは、昨年に引き続き白のトルコギキョウ 「レイナホワイト」の人気投票をしていて、今年はお土産付きだと ヒマワリの種と好きなトルコギキョウを1本選んで頂きました。 私が選んだ淡い紫色の「ロジーナラベンダー」 「このトルコを使ったブーケのポスター、私の最初の仕事なんです」 と嬉しそうに語った社員さん。「フローリスト(雑誌)で見た見た」と私。 何でもこのポスターを花関連の雑誌に載せたところ、次の日から 一気に注文数が跳ね上がったそうで、プロモーションって大事だなと。 彼女は花のネーミングにも関わっているそうで、魅力的な名前は お客様や生徒さんたちにその花に関する物語を色々想像させて くれるので、とっても大切だと思うというお話をさせて頂きました。 彼女からもどういう思いでその花にその名前を付けたか聞かせて 頂けて、どちらかというと話の内容より彼女の花への情熱に感動です。 ちなみに先ほどのひまわり「ビンセント」を開発した人というのは 明るく元気なひまわりに似つかわしくないくらい、黙々とひたすら 品種改良に取り組んでいる人だそうで、これからこのひまわりを 見たらその人のことを想像してしまいそうです。 名前に託す思い、作り出す人、育てる人の努力と情熱。 商品である花が良ければ「そこまで関心ないよ」という人もいるでしょうが 私自身消費者としてそこにロマンを感じるわけで、これからも 迷惑でない程度に熱くお伝えしていきたいなと思ってるわけです。 もちろん花自体が良くなければ話にならないのですが、 最終的には人の思いの強さが、人の心を動かすのだと思います。 頒布会からちょっと話がずれた感がありますが、 展示会のある時期は、各生産者さんたちが京都に詰めることもあり、 品質のいいもの、珍しいもの、新しいものが並ぶことが多いです。 普段なら高値がつく東京などへ出てしまうものとかね。 そこで今回はこういった趣向にしてみました。 もしかしたら組み合わせ難いなぁ。と思われてる方もおられるかも しれませんが、普段目にしない花を楽しんで頂ければと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 Day Lesson のごあんない・・・「母の日のアレンジメント」 コピスと呼ばれる柔らかい木を使ったボックスのアレンジメントです。 「花の頒布会」 随時受付中 ・・・ 1回¥2160で自宅用のお花を定期的にご用意します。
by impression-f
| 2014-04-12 17:55
| 頒布会
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