供え花

　　　　　お中元で頂いたリンゴジュースを氷で割ってちびちび飲んだり、
　　　　　同じくお中元の中華まんをふかして食べたり、昨日頂いた食べごろの
　　　　　マンゴーをおやつにしたりと、色んな人の好意で暮らしている日々。

　　　　　今日は２５日、五十日だからなのか市場までの道は混み混みで、
　　　　　久しぶりに１時間以上かかって深草まで走りましたよ。　　　　　出遅れたからじゃない、とは決して言い切れませんが、
　　　　　最近金曜日は花の種類が豊富という訳には中々いかないようです。
　　　　　ただでさえ今の時期、花のラインナップが少なくて苦労するのに
　　　　　今日は目的が特化しているので花を探して彷徨いました。

　　　　　まずは本日お渡しする予定のお供えアレンジ用の花を。
　　　　　と思っても、白い花が「少なっ！」で苦労しましたが、
　　　　　何とか最後のひと束だった白のダリア「かまくら」を見つけました。

　　　　　ダリアで有名な山形県産。今回は酒田市袖浦のもの。
　　　　　少し小ぶりでしたがかっちり締まった作りで傷ひとつなし。　　　　　とは言え、この季節ダリアは花保ちが決して良いわけではないので、
　　　　　ご霊前に長く飾っていただくことを考えて、もうひとつの白い花は
　　　　　今の時期沢山出回る国産のデンファレをセレクト。

　　　　　こちらは「ジャックハワイ ホワイト」という品種で沖縄産。
　　　　　細弁の小さな花が鈴なりに付いてます。

　　　　　国産のデンファレは輸入に比べると２倍から３倍もしますが
　　　　　茎のたおやかさ、花一輪のしっかりとかつ繊細な作りはさすが。
　　　　　花保ちも抜群です。　　　　　お客様のお話ではまだ亡くなられて日が浅いそうで、

　　　　　「そろそろ葬儀の時のお花が傷んで寂しくなる頃だから、
　　　　　　　　　　　　　新しいのを持ってお悔やみに行こうと思って・・・」

　　　　　まだ日が経っていないなら、基本「白上がり」でとホワイト＆グリーンで。
　　　　　お葬式の花が萎れる頃は、少し気持ちも生活も落ち着きを取り戻し、
　　　　　疲れが出たり寂しくなったりする頃でもあるので、あまりフォーマルに
　　　　　なりすぎず、優しい雰囲気がいいんじゃないかと思って、
　　　　　グリーン類は柔らかいものにしてみました。　　　　　アレンジメントはこのように。
　　　　　持参されるお客様のことを考えて、持ち運びやすくコンパクトに
　　　　　しましたが、茎は短めにしておくのが夏のアレンジメント長保ちの
　　　　　コツでもあります。

　　　　　数日後、ダリアが萎れてきたら花弁をカット、終わったら茎ごと
　　　　　引き抜いて、デンファレを少し挿しなおして整えて頂くと長く飾って
　　　　　頂けるということをメモに書かせていただきました。
　　　　　ダリア以外は長保ちする花材ばかりです。
　　　　　
　　　　　来月は８月。
　　　　　初盆のお花などのご依頼も受けていますが、例年８月の
　　　　　お盆前後は長めの夏季休暇を取らせて頂いております。
　　　　　今年も８月１０日から１９日までお休みする予定です。

　　　　　お盆前後は花のラインナップも限られてくるので、
　　　　　レッスン用の花を揃えるのが、質・値段とも難しいのと
　　　　　生徒さんも忙しくて予約者が少ないこともあって、
　　　　　思い切って休んでます。お供えのご注文も多くないので。

　　　　　まあこれは私のPR不足もあるかもしれませんが・・・
　　　　　決して暑いから働きたくない訳ではない。はず・・・

　　　　　ただ８月１３日の一日だけお供え用の花の仕入れに出るので、
　　　　　もしお盆・お供え用のお花をご希望される方は、１３日手渡し
　　　　　または１４日着でよければご注文を受けております。
　　　　　宅急便利用は全てクール便指定となりますので、
　　　　　その分料金が別途かかりますのでご注意下さい。

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