秋ふたいろ

　　　　　花壇に咲いた、桔梗と白菊。

　　　　　桔梗は2,3輪を残して、今年の花は終わり。
　　　　　白菊の方は、小さな蕾が沢山覗いていて、これから。

　　　　　気温が下がったせいか、桔梗の瑠璃色も冴えているような・・・

　　　　　白と紫色の組み合わせを眺めていると、
　　　　　源氏物語に登場する女人、明石の御方を連想します。

　　　　　物語の中ほど、六条院と呼ばれるようになった光源氏が
　　　　　妻や娘に贈る衣装を選ぶエピソードの「衣配り」の段。

　　　　　紫の上と同じくらい大切に想っている、
　　　　　明石の御方に選んだのは、唐風の白の小袿と
　　　　　艶のある紫の衣装という格調高い組み合わせ。

　　　　　出自は低いながら、凛とした教養高い女性を思わせます。
　　　　　こちらは夏の名残とも言える、朱赤のダリア。
　　　　　涼しくなって、また花を付け始めています。

　　　　　とはいえ、これからぐんぐん気温が下がっていくので
　　　　　花が楽しめるのもそう長いことではなさそうです。
　　　　　
　　　　　昨日の夜、ようやくもうひとつのクリスマス用の
　　　　　アレンジメントのデザインが決まりました。
　　　　　昼間に写真を撮って、皆さんへのご案内を作成する予定です。

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