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2020年 11月 03日
就職してからの数年を除いて、本を読むという行為は ご飯を食べるのと同じくらい日常でした。 仕事を覚えるので精一杯だった新人時代を終えて 久しぶりに本を手に取った時、 何度読んでも内容がスッと入ってこず 1ページ進むことがとても苦痛だったことに驚いて 読書も習慣なのだと気づき、 決して途切れさせてはいけないと思ったのでした。 現在読んでいるのは、内田洋子さんの文庫。 最初の一分を目にしただけで、 とても自然にイタリアの街へ引き込まれる。 とにかく目で見たものが、細かく丁寧に描かれ 作者の感情はほとんど描かれない。 欠点も多いのに、魅力的な人と街に たまらなく引き付けられます。 どうやったらこんな風に書けるのだろう。 今週読もうと思っている本はもうひとつ。 「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治の物語は、美しいけれど怖い。 何が怖いのかよく分からないことが 余計に怖くて、なかなか手に取れなかった。 でも今年に入って「本当のさいわい」とは いったい何なのか この物語を通して考えたいと思ってます。
by impression-f
| 2020-11-03 07:00
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