怯まず進む

昨日1通の封筒が届きました。

日本フラワーデザイナー協会(NFD)主催による、『日本フラワーデザイン大賞2007』の
本選通過を伝えるものでした。

2004年から参加して、今年で3回目。
1回目はブライダルブーケで賞を頂きました。
ビギナーズラックかもしれませんが、このブーケのデザインが頭に浮かんだ時のことは
今でも鮮明に思い出すことができます。
7回も試作を重ね、自分でも納得のいくものでした。

しかし去年出した作品は、とても納得いくものではありませんでした。
原因ははっきりしています。
その1月前に開催された、「世界らん展2006」にも出展したからです。
どちらかが通れば・・・なんて考えていたら2つとも出展することに。
しかし、2つの作品を同時進行で進めていくことは難しく、結局中途半端に終わることに。
特に後のNFDの作品は、試作すらしませんでした。
製作当日「しまった！」と思ったのは言うまでもなく、会場に運び込みながら、自分が情けなくてたまりませんでした。
展示3日目、作品の状態はひどいもの。
手を抜けばこんなことになるんだと、大声でなじられているような気分でした。

二度とこんな思いをしたくない。
そんな決意を胸に「自分が良い」と思えるデザインを、春からずっと考えていました。
ちょっと、行き過ぎたか？と怯み、他のデザイン案数点と直前まで悩みましたが
やはり、自分がいいと思うものを出しました。

だから、今回はとことん自分の持つイメージを形にしようと思ってます。