空が広い

今日も高校野球は面白かった。
今回は延長が多いような気がしますね？
おかげでハラハラドキドキの毎日です。

日がだいぶ傾いてから、
いぶきの散歩もかねて墓参りへ。
自宅から近い所に墓地がありまして、
蝋燭とお線香を持ってぶらぶら出発。

途中たくさんの犬と飼い主に挨拶しながら、
お墓への小道を行くと、
すでに白檀の香りが漂っています。
お参りしているよその家族を横目に
「さて、うちも」と山﨑家の墓を見ると
なんかおかしい・・・

そう、花が無かった。
いつもは父がお盆や彼岸の数日前に
掃除して花を活けておくのに。
線香をあげて手を合わせてみるが、やっぱおかしい。花もお供えも無いなんて。
いやーっ、参ったなー。
周りの人、「何でお線香だけ？」と思っただろうなー。
なんてことを考えながら散歩続行。

すでに日は沈み、天上は夕焼け空。
下は一面、稲穂が広がっています。
やはり湖北は空が広い。
この広い空は、本当に素晴らしい。
オランダの国立美術館で見た
絵画のようです。

中学生の私は、春夏秋冬この景色を
眺めながら学校に通っていました。

そして、その景色は晴れの日、雨の日、
冬の夕暮れ、夏のひんやりとした朝　
いずれも美しく一枚の絵画のようでした。

その絵のような景色を見ながら、14才の私は遠い自分の未来を追っていた。
その時思いを馳せていた未来の先に、
果たして今、私はいるのでしょうか。