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2007年 09月 23日
行ってきました、秋月祭。
昨日「観月祭」と書いてしまいましたが 正しくは「石山寺 秋月祭」 来年、源氏物語生誕1000年を迎えるそうで 999年目の今年、プレイベントとして行なわれた 特別イベントだそうです。 大門が開いてまず目にしたのは、 ゆらゆらと揺れる幾千もの蝋燭。 空には月がかかり、 地には無数の蝋燭の星 闇の中、ほのかな灯りが漂う様は まさに「幽玄」 この日は境内の数箇所でコンサートもで行なわれ、 ファドやボサノバなどの歌声とギターの音色が、 異国情緒ある不思議な空間をかたち作っていました。 コンサートに先駆けて、十二単と直衣の着付けの 実演が行なわれていたので、そちらを見学。 女性、男性ともこの日の衣装は「紅梅襲」 とても素晴らしいものでした。 光源氏役が文を書き、花に文を結んで渡す。 といった寸劇もあり。 そうです、日本は昔から文を季節の花に結ぶといった 素敵な習慣があったのです。全く失念していました。 源氏の息子「夕霧」が恋人の「雲居の雁」に文を書き、 そこら辺の草に結ぼうとしているのを見た女房に 「もっと素敵な花につけてお渡しするべきです」と たしなめられる場面がありますが、昔の貴族にとって 文を書く紙や紙にしみこませる香料、 文を結ぶ花の選び方にいたるまで、その人の趣味と 教養の高さを示すものだったのですよね。 そう考えると、日本人にも花贈りの才能は きっとあるはず。 今でも花束を作るときには、贈る人の容姿・人柄、目的に合わせて花を選び、 ラッピングにこり、リボンを選び、渡すシチュエーションを考える・・・ 同じだもの。 ただ昔の人の繊細さと遊び心には、ちと負けてるような気もする。 もっと私達は、自国の文化と歴史を愛して学ばなければ、と思った一夜でした。
by impression-f
| 2007-09-23 14:04
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