感謝

昨日は少し早めに仕事を切り上げて、
瀬田のスタジオをあとにして、
湖岸を一路、長浜へ向かいました。

午後4時、雨はすっかり上がって
薄い雲が幾重にも重なり、切れ間からは
青空が覗くように。そしてあと1時間も
すれば、沈むであろう太陽が顔を出し、
オレンジ色の光が差し込むと、世界が
一斉に光に包まれました。
光が雲に乱反射して、このような状態に
なったようですが、街路樹も刈り取りの
終わった田も、光を受けてキラキラ輝き、
「奇跡」に包まれているようでした。

車ごと、光に浮かぶような感覚の中、
胸に突然湧き上がってきた「感謝」の念。

何の神様か分かりませんが、とにかく
好きな仕事を好きなように出来ること、
この美しい世界があること、そしてそこで
生きていること・・・それらすべてに
「ありがとうございます」という思いが
止められませんでした。

そして今日は本部レッスン。
今回はうちの教室からも何名か参加しますし、明日試験を受ける人もいます。
今日のレッスンが終わって、生徒さんを宿泊するホテルへ送り届け、
そのまま一緒に夕食をとりました。

キャンドルだけのほのかな灯りの中、色々話をしながらの食事。
そんな中、言うかどうしようか・・・と悩んでいたことを思い切って言いました。

「あなたが(試験に)受かるといいですね。と〇〇さんも、△△さんも何回も言ってたわ。」

同じ教室でレッスンを受けている生徒同士とは言え、自分の事のように心配をし、
気にしてくれるのを聞いて私はとても嬉しくて、どうしても伝えたかった。
しかし、ただでさえ本番に弱いこの人に、伝えてプレッシャーにならないかな・・・と
思ったのですが、その人が一瞬の間のあとにつぶやいた言葉は
「私は幸せものですね・・・嬉しいです。感謝しないといけません。」というものでした。

そしてお会計の時、毎月最終土曜日の夜は「スターナイト」といって、
ホテル内のレストランすべてが、キャンドルの灯りの中で食事を楽しむという
イベントの日であったことを知りました。
そのことを生徒さんに告げると、「たまたま来たのに、ラッキーです！って思っとこう」と。

その調子で明日頑張って欲しいと思います。

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