どっちが大事？

今日の仕入れも、なんだかなーな
品揃えの中、一生懸命目当ての
ブツを探し回ったわけでして。

今週の1 Day Lessonで、フレーム
製作に使うサンゴミズキとアマリリスは
すぐ手に入ったものの、木蓮か木苺が
全く見当たらず断念。それに替わるもの
といっても、いまひとつピント来ないので
仕方ない、ちょっと構成を変えねばなー。

この時期は仕方ないけど、少ない荷の
中をグルグル歩き回るのも、なんとなく
無駄に時間を使っているような気が
しないでもないんですけどねー。

STカーネーション：クレージーホース
こういう色は滅多に買わないのだけど、
1Dayには、ぴったりなように思います。
テラコッタオレンジを濃くしたような、
レンガ色のような茶色がかったオレンジ。
よく見ると同系色の複色なんですねー。
名前も私好みで、使うのが楽しみです。

チューリップ：LVDマーク＠新潟
赤×黄のバイカラーのリップ。

リップもフレンチチューリップと呼ばれる
ステム（茎）が長いリップが本当は最適
なんですけど、当然無かったわけで、
比較的ステムが長いこの品種を選び
ました。でも他の花材を集めてみると、
結構このリップいいかもしれないです。

アマリリスは本当に普通のものを。
ここで高い品種を使うと、あとの花材
の分の予算が足りませんから。
蕾は固そうですが、花束にしていくには
このほうが都合がいいので、レッスン日
まで、思いっきり寒い場所で管理です。

あと葉物はユーカリ、レモンリーフ、
そして斑入りのアロカヤシを。
結構太くなるけど、みんなちゃんと
束ねることが出来るでしょうか・・・

さて、母の名誉（？）のために、
昨日の記事の補足であります。

「他人はこき使え」と言った母ですが、
商工会議所に勤めていたころは、
どうだか知りませんが、私が知る限り、
家でこき使われていたのは私です。

町内のお地蔵さんのお守りや、
町内会費の徴収なども「子どもが行く
方が集まりいいし、それにお姉ちゃん
近所で評判になるよー、偉い子って」
と言葉巧みに、私を唆すのです。

それは家の手伝いだから良いとして、
いつの間にか母の趣味となっていた
園芸の手伝いだけは納得いかなかった。

あの人ねぇー、ホントゼラニウムでも
ポインセチアでもものすごくたくさんの
挿し木するんですよ。もちろん水遣りは
子ども達。夏が過ぎるころになると、
ポインセチアの短日処理まで私らに
させるんで「お母さんのポインセチア
やのに、なんで私らがやらなアカンの」
と文句言うと必ず「クリスマスに綺麗に
赤くならないと困るでしょー」と返答。

「別にどうでもいい・・・」というと、突然
「うるさい！いいから早く（ダンボールに）
入れなさい！」と来るんですわ・・・

弟が小3くらいのとき、窓に手をついて
足をブラブラさせながら外を覗いてた事が
あったんだけども、その足元には母の
コレクションが並んでて「危ないなー」と
思っていた矢先に、腕が疲れて落下。

高さは30cmくらいだから、全然問題
無かった訳だけども、問題は下の鉢。
もろ足が当たってしまい、先端の新芽の
部分がぽっきりと打ち首状態になった。

それがまた、その頃珍しかったクロトンの
鉢植えで、母の一番のお気に入り。
私の「あーっ！」という大声を聞き、飛んで
来た母に弟は、ここ一番の笑顔を作り
「おかあさん、折れてもた。へへ・・・」

その言葉が終わるか終わらないかというタイミングで、母の手が弟の頭の上に落ちた。
バシッ！
「あんた！何してくれるの！（クロトンが）かわいそうに。頭がもげちゃったじゃない」
一瞬まん丸に目を見開いた弟が、一呼吸して号泣。
「おかあさんは、僕より鉢植えの方が大事なん～ッ！」って訴えると間髪いれず
「あたりまえでしょ、これは滅多に手に入らないのよ。あんたは泣けばいいけど
これ（クロトン）は泣いて訴えることが出来ないのよ。かわいそうでしょ！」
と訳がわからんことを言うんですわ。その騒がしい様子を見ながら、私はというと
「私らはもしかすると、ポインセチア以下かもしれん・・・」と考えとりました。

こんな経験のせいで、随分長い間園芸＆花が好きではなかったのですが
今はもちろん、だれかが花首を折ろうものならエライ勢いで
「何するんよー！かわいそうやんかー！」って怒りますけどね。
そういう私、本日水揚げ中にカーネ1本折っちゃいました。へへ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「花の頒布会」　 随時受付中　・・・　1回￥2100で自宅用のお花を定期的にご用意します。