花 香る

ぬくい、ぬくといです、今日は！

夜中から降り出した雨、窓から覗いて
見る街は寒々しく見えたのですが、
朝窓を開けると、「あっ、寒くないやん」

これではまるで春ではありませんか。
春は待ち遠しいけど、急にこんなのは
ちょっと困りますなー。またすぐに寒く
なるようですが、三寒四温にはまだ早い。

今日のような気温が高くて雨降りという
状況は、卒業式を思い出させます。
どんより曇り空というのが、逆にあの
時代の不安と期待で一杯の、なんとも
もどかしい頃を想起させるというか。
とはいえ、別れが悲しくて泣いている
同級生達の中で、別れを惜しむことなく
昼ごはんのことを考えている、情の無い
超前向きな生徒でしたけど、私。
「せいせいする」というか、やっと開放
されたー！という気分で一杯でしたね。

来月になると、いよいよ卒業シーズンが
始まります。

さて、こちらの花は専ら頒布会用です。
今回「香り」をテーマに選んでみました。
ラナンキュラス以外は全て「香る」花材。

スイートピーもどんどん出荷されて
きます。この何とも言えない夢見るような
うっとりした紫色は、毎年買ってます。
品種名は「グレース」＠JA愛知みなみ
清潔感のある石鹸のような良い香り。

スイートピーも全てに香りがあるわけじゃ
無いので、買うときは「くんくん」と匂いを
嗅いで確かめるという、まったくもって
ロマンティックじゃない買い方してます。
あんまり鼻を近づけていると、怒られる
んじゃないかと、ドキドキします。

ヒヤシンス
こちらはまだ蕾の状態で、香りはほとんど
しませんが、咲くと一気にこの花の香りが
部屋中に充満します。ある意味テロです。
ラナンキュラス：雪てまり＠香川

ラナンキュラスにも香りがあったら
いいのに。と思う反面、香りのある花
ばかりでは、匂いが混ざってしまい
アレンジも花束もさぞ作りにくかろうと
思います。春の花は香りがあるものが
一杯あるので、うまく組み合わせて
飾って欲しいと思います。

このラナンキュラスは、そう大きい
ものではないのですが、大輪タイプの
ラナンキュラスは本当に大きいので、
この幾重にも巻いた薄い花びらが、
ヒラヒラとそれは繊細で豪華な様子で
ぜひとも春の花嫁さんにはオススメ。

そして実はコイツが一番、スタジオで
香っているという・・・ローズゼラニウム。
青木園芸さんのもの。

帰りの車の中も、この香りが充満。
スタジオ廊下の花置き場に、水揚げして
置いてあるのですが、階段を上がって
2Fにかかると（スタジオは3F）すでに
こやつの香りが漂ってくるのです。

今の所、他のフレグランス～な花達は
この葉モノに完敗であります。

これから作る、頒布会用のメモには
香りの調節方法を書いておかねば
なりません。でないと、ピーなんか
完全に匂いが消されちゃってるから。

まあ気温が高いのも、予想以上に
香りが広がってる要因のひとつに
なってるのかもしれませんけど。

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